2007年04月28日

forms e.p. 本日発売!

INNER SCIENCE / forms e.p.

artist : INNER SCIENCE
title: forms e.p.
label : soup-disk
cat no. : soup-dish14
format : 12”
price : ¥1,449 (with tax)
release date : 2007年4月28日
distribution : ULTRA-VYBE, INC.(03-5485-2301) / PLAIN DISTRIBUTION
[track listing]
A-1. diaphanous
A-2. diaphanous (OPIATE remix)
A-3. plaited frame
B-1. fold
B-2. fair
cutting by Mike Marsh @ The Exchange

 ←本人は札幌に遠征中ですが、INNER SCIENCEの12"は目出度く本日発売です! 何度も告知していますが、OPIATEの渾身のremix(本当に彼の仕事の中でもピカ一の部類に入ると思います)を含めたとっても素敵なヴァイナルに仕上がりました。是非とも聴いて、使っていただきたいです。隠れボーナスビートも入ってます。

 この12"を納品に先ほどwarszawaに出向き、忙しいのでそそくさ恵比寿へ戻ってくる途中、ちょうど僕と入れ違いでwarszawaにやってきたツジコノリコから電話がかかってきました。電話の向こうからでも伝わる相変わらずの緩いスピードに懐かしさを覚えましたよ。昨日はリョウ・アライのMode Downに出演し、少し東京に滞在後、各地を回るツアーが始まるようです。そしてツアーの合間の5/20には、再び東京に戻って、←のように、Kボンに鱸さんにausさんにchuくんという謎の組み合わせの僕らのイヴェントにツジコさんも出演です。これ、ほんと楽しみなんです、僕個人も。
posted by 原 雅明 at 20:02| Comment(0) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月27日

reflectionのおさらい5

Tone Language / Patience Is The Key

 97年11月に行われたCLEARのヨーロッパ・ツアーについて、reflecitionの二人から話を訊いたことがあります。バスにみんなで乗っての移動という地続きのヨーロッパではよくある経済的なツアーです。ちなみにDJ Krushが95年にMo'Waxツアーで初めてヨーロッパを回った際も似た状況だったようです。バスでの移動による長いツアーというのも話で訊く分にはとても興味をそそられる体験に思えるものです。アーティスト同士の交流も自ずと深まってもいきます。実際、MetamaticsのLee NorrisとreflectionとのユニットTone Languageが生まれたのもこのツアーのおかげでした。reflectionは、ツアー用にシンプルなサウンドスケープ的な曲を作ってヨーロッパへ乗り込んだのですが、ブリュッセルのクラブでのリハーサルの最中にそれをかけながら、Lee Norrisと談笑する中でプロジェクトの話は生まれたと訊きました。
 このツアーから戻って以降、reflectionは次なるリリースへ向けての制作に入りました。Tone Languageの制作もスタートしました。98年初春には、CLEARから新曲を収めた限定12"『Reflected Beats』がまずリリースされ、今後の活動への期待が高まりました。ところがここで大きな問題が起こりました。『Reflected Beats』のリリースとほぼ時を同じくしてCLEARがレーベル活動を停止してしまったのです。既存のジャンルから少しだけズレてしまったエレクトロニック・ミュージックを魅力的に紹介してきたCLEARの消滅は残念なことでした。しかし、その消滅をポジティヴに捉えるならば、CLEAR以降にエレクトロニカという言葉も一般化し、CLEARが撒いた種がいろいろなところで形になって表れてくるのを目にすることにもなったのです。
 Tone Languageのアルバム『Patience Is The Key』は結果としてビートを消滅させた不定形の音楽として完成しました。このアルバムは紆余曲折を経て、Metamaticsやreflection、あるいはCLEARというイメージからは随分と離れたオランダのエクスペリメンタル・ミュージックの老舗的レーベルであるSTAALPLAAT傘下のKORM PLASTICSから2000年にリリースされました。と言っても『Patience Is The Key』は、従来のSTAALPLAAT/KORM PLASTICSのイメージとも違うアルバムでした。Metamaticsやreflectionの音楽からビートをゆっくりと消し去り、柔らかで繊細な上澄みを新たに提示し、エクスペリメンタルの硬い殻を破ってみせたのです。
 このアルバムが奇跡的に(と言うべきでしょう)ULTRA-VYBEから日本盤でもリリースされ、そのライナーを僕は書かせてもらったのですが、その時、reflectionから直接訊いた話では、Lee NorrisがこれからCLEARでやりたいのはサウンドスケープ的な作品であり、それをreflectionとコラボレーションで作ることを提案したのはハルさんだったそうなのです。つまりTone Languageも順当に行けばCLEARからリリースされるべきプロジェクトだったわけです。そして、「ビートの明確な音楽を主に制作してきて、クリエイティヴな面である種の行き詰まりを感じつつあった」(谷口一郎)ということが背景にもありました。
 もしCLEARが存続し得て、Tone Languageのようなプロジェクトも継続的に進められていたら、状況はもっと面白い方向に向かったはず、と思う気持ちは否めません。しかし、繰り返しになりますが、CLEARが撒いた種はこのあと2000年前後にジャンルを横断するようにビート・オリエンテッドな音楽に起こった変化を準備したのだと思います。そして、reflectionは、その渦中で最も早く敏感に変化を感じ取っていたはずです(つづく)。
posted by 原 雅明 at 12:58| Comment(0) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月25日

奇蹟的再発、じゃあございません。

 新譜なんです! 真っ新の新譜です! 掲載頂いて、ありがたい限りですが、そこのところ、ひとつ、よろしくお願いいたします。HMVさま!

collect.apply
 京都のJaponica Music Storeさんで始まったcollect.applyの展示会の様子がハルさんから送られてきました。『music bizarreness』のアートワーク原画が素敵に展示されています。5/15まで展示されているそうです。CDも少し先行で販売していただくことになっています。
posted by 原 雅明 at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月24日

reflectionのおさらい4

keep clear

 過去に二度、僕はreflectionにライヴの出演を依頼したことがあります。一つは、97年9月に新宿のリキッドルームでAs OneやClatterboxを招いてCLEARのレーベル・パーティをやったときです。ちょうどCLEARから『The Errornormous World』がリリースされた直後でした。ハルさんにもDJで登場してもらったと思います。アッパーなディスコ・グルーヴのオンパレードだったAs OneのDJ、明快なヒップホップのビートの中にテクノのエッセンスをねじ込んだようなClatterboxのライヴに比べて、reflectionのライヴは少し複雑でフロアをすぐに波立たせるものではありませんでした。もしかするとreflectionには踊らせるという意図は希薄だったのかもしれませんが、それがネガティヴに受け取られる感じはなく、むしろUKのCLEAR勢とは対照的なスタイルが際立っていました。そしてreflectionのようなスタイルを許容するCLEARというレーベルにも改めて興味を持ったのでした。
 CLEARは、95年1月にGlobal Communicationの二人がJedi Knights名義でリリースした12"『May The Funk Be With You』を皮切りにして、Mike Paradinasの別名義Tusken Raiders、Autechreの別名義Gescom、Plaid、Jake Slazenger、Herbertの別名義Doctor Rockitなどのヴァイナルを矢継ぎ早にリリースしていきました。その初期のリリースから伺えたのは、Warpが打ち出したインテリジェント・テクノ以降のエレクトロニック・ミュージック、エレクトロ・グルーヴの方向性でした。と書くと何か小難しい印象も与えますが、別に難しいものではなく、ただいろいろな垣根や覆いを柔らかく取っ払っていった、そのやり方が新鮮に映ったのでした。たとえば、硬い殻に覆われてしまったテクノとか、忘れ去られてしまったエレクトロやディスコとか、あるいは決まり切った借用ばかりされるジャズやファンクとか、それらをもう一度ニュートラルに聴き直して楽しむことで新鮮な風を呼び込んだのです。機能主義第一でまずはジャンルありきのクラブ・ミュージックの世界では珍しく自由度が高く、かといってお決まりのノン・ジャンルな折衷でもなく、一本ちゃんとした筋が通ったカラーを打ち出すことに成功したのです。
 そんなCLEARにreflectionが招かれたことには、なるほど、と納得する面がありました。というのは、CLEARというレーベルが打ち出したオルタナティヴな価値観(ホーム・リスニングへの目配せ、デジタルなグラフィックの排除と素朴な素材の活用、ツールを超えた12"のアート的な提示……)が、reflectionの音楽観と重なる部分が確かにある、と思ったからです。と同時に、CLEARのサウンド・デザインに感じ取れた非西洋的で非クラブ・ミュージック的な要素というものにreflectionが加わることで、CLEARというレーベルのよりユニークな存在価値も増すようにも思ったのでした。reflectionの行く末と同じくらい、CLEARの向かう先にも興味を持ちました(つづく)。
posted by 原 雅明 at 15:25| Comment(0) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月21日

reflectionのおさらい3

Transparent
 “Transparent”というトラックがあります。reflectionのクラシックと言っても過言ではないと思います。ファースト・アルバム『The Errornormous World』に収められていたのですが、CLEARへのライセンスが決まったとき、アルバムに先行してリリースされたのがこのトラックを含んだ12"『Transparent』でした。
 Lallop盤をリマスタリングした“Transparent”は、トラックを牽引していく太く豊かなベースの響きがより一層際立ち、凄みさえ感じさせ、そこにドラムやピアノ・サンプルが絡みついてくる様は、単にジャジーという言葉だけでは言い表せない空気を出現させました。と言っても、別にジャジーなムードを否定したりしているわけではなく、このトラックがクラブ・ジャズの世界に充分に受け入れられるクオリティを誇っていたことは、のちに『The Future Sound Of Jazz Vol.4』をはじめとした数々のコンピ・アルバムにこの曲が収録されたことでも証明されています。
 しかし、このトラックをきっかけにreflectionがクラブ・ジャズを活動の主なフィールドにすることはありませんでした。ドラムの刻みや各種のサンプル音源の編集センスにはジャズ的なものへの深い理解が感じられましたが、それもreflectionの一つの側面でしかなかったのです。その辺りの事情をかつて谷口賢治は「僕にとってのクラブ的な要素というのは、最近買って、割とよく使っているフィルターみたいなもので、オシレーターではないと思います。面白い使い方はしたいけれど、個性を殺すほどまでにかけまくったりはしない、という感じです」と語っていました。鋳型に埋め込む作業は時に面白い発見をもたらし、時にどうしようもない退屈をもたらすものでもあります。reflectionはそのことに充分自覚的であり、そこに作用している均衡の美学とでも言うべきものを大切にしていたと思います。そして、この時代のクラブ・ミュージックには、型にはまりつつも完全にははまらないものを受け入れるだけの大らかさがあったと今では思います。だから、今も色褪せず聴けるものが多いのかもしれません。他の音楽が忘れてしまったり、蔑ろにしてしまったりしたものをすくい上げたのもクラブ・ミュージックでした。
 ところで、12"『Transparent』には小さく日本語の美しい筆跡で「流れる水のように」と記されていました。“Transparent”の音楽性を言い表すのにこれほど適した言葉はありませんでした。実は、今回リリースされる『music bizarreness』のアートワークのダミーが上がってきたときに、ハルさんが帯にこの文字を入れていてハッとしました。いまもこのコピーは充分に有効です(つづく)。
 

※『music bizarreness』の完成盤が手元に届きました。素晴らしい仕上がりです。あまりに良すぎて気の効いたことが言えません。多くの人に手にとってみてもらいたいです。
posted by 原 雅明 at 14:31| Comment(2) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月20日

reflectionのおさらい2

The Wall With Paintings / Flowers For The Moonlight

 さて、では極私的なreflectionの話と行きましょう。reflectionが過去にリリースしてきた作品はオリジナル・アルバム『The Errornormous World』と、ヴァイナルが何タイトルかあります。どれもが素晴らしい内容ですが、個人的に特に気に入っているのは、Lollopからリリースされた『The Wall With Paintings / Flowers For The Moonlight』という12"です。これは後に『The Errornormous World』にも収録される2曲とそのミックス違いが収められていたのですが、当時初めてこの12"を聴いたときに受けた感銘は今も忘れられません。使われている音の一つ一つがどれも素晴らしく、空間にゆっくりと波を立てていくようなグルーヴも新鮮でした。タイトなビートを活かしたリミックスや、ノンビートのアンビエント・タッチなリミックスも完璧でした。この時代(95年前後)、アシッド・ジャズの流れに乗って紹介されるものが多かったのですが、reflectionもそんな枠で取り上げられていた記憶がありました。“abstract musical science”とは、極初期のMo'Waxの謳い文句ですが、僕はこの12"にこそ相応しいものだと今も思います。
 この12"とそして『The Errornormous World』を聴いて、確かいきなりコンタクトを取ったのだと思いますが(もう過程は忘れてしまいました)、ともかく、soup-diskのコンピ『silverlization2』に谷口兄弟それぞれがCIRCUS LABとCUBE LOOPというソロ名義で楽曲提供してもらえることにもなりました。そして、そのコンピのリリース後、程なくして、reflectionはCLEARの招待で1ヶ月以上に渡るヨーロッパ・ツアーへと旅立っていったと記憶しています。97年の終わり頃の話です。
 その当時、雑誌の取材などでreflectionに改めていろいろ話を訊く機会もあったのですが、二人のreflection以前の音楽体験が実に豊かなものであり、Eric DolphyからAksak MaboulやHafler Trioなんかの話までしながらも、いまは「あえてクラブユースという制限を自らに課して作ってみるのも面白い」と言っていたのが印象に残っています。これはある世代までの人にしか分からない話でしょうけれど、日本でクラブ・ミュージックのようなものが登場してきたとき、その作り手や聴き手の多くは、それ以前の音楽との繋がりを積極的に消そうとしたものです。reflectionも新しい枠組みに可能性を見出して音作りをしていたわけですが、彼らの音楽には、端正な構成の裏にも即興性や偶発的な要素が潜んでいるが故の緊張やバランスの美しさがありました。それは消すことができない音楽的記憶を新たに呼び覚ますものでした。このことは、今なおreflectionの音楽の大きな魅力であると思います(つづく)。
posted by 原 雅明 at 17:45| Comment(0) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

music bizarreness

 reflection『music bizarreness』の情報をcordeのサイトにUPしました。FlashだらけだったサイトもHTMLベースに大幅修正したので読みやすくなったことと思います(ナカムラさん、感謝です!)。

 現在、以下のサイトで予約受付中です。
amazon.jpg hmv.jpg tower.jpg

 そして、本日、完成盤がいよいよ手元に来る予定。非常に楽しみです。
posted by 原 雅明 at 14:36| Comment(0) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月19日

reflectionのおさらい1

 11年振りとなるアルバム『music bizarreness』をいよいよ5/5にリリースするreflectionについて、ここらでおさらいと行きましょう。だいたい、reflectionって誰? という人の方が大多数になってしまいました。月日が流れるのは早いものですね。

reflection
 まず、写真がないのですが(上のはネットで見つけられた唯一のライヴ中と思われる写真です。無断掲載お許しを)、reflectionは、谷口一郎・賢治の兄弟ユニットです。1994年に活動をスタートしました。竹村延和が主宰した日本のクラブ・ミュージックの先駆的レーベル、Lollopから、12インチ『Spiral Beats』でデビューを飾り、96年には同じくLollopからデビュー・アルバム『The Errornormous World』をリリースしています。このアルバムは、UKのレーベルCLEARにライセンスされ、アートワークを一新して97年にワールド・ワイドにリリースされました。同年、1ヶ月余りをかけてイギリス、ドイツ、スイス、ベルギーなどを回るヨーロッパ・ツアーを敢行。CLEARレーベルのアーティストとの親交も深め、99年にPlaidが来日した際には一緒にライヴをおこない、MetamaticsことLee Norrisとのコラボレーション・ユニット、Tone Languageもスタートさせ、2000年にアルバム『Patience Is The Key』もリリースしています。しかし、これ以降、reflectionとしての活動は途絶えることとなります。

 というのが、大まかなバイオ的なものですが、reflectionの魅力までは伝わらないですね。本格的な話はこれからです(つづく)。

Releases:
Spiral Beats (12") Lollop 1994
Float Aquaria / Space Map Of The Night Sky (10") Lollop 1995
The Wall With Paintings / Flowers For The Moonlight (12") Lollop 1995
The Errornormous World (CD) Lollop 1996
Remixed 1 (12") Clear 1997
Remixed 2 (12") Clear 1997
The Errornormous World (CD) Clear 1997
The Errornormous World (2xLP) Clear 1997
The Morerroronus World (CD) Clear 1997
The Morerroronus World (LP) Clear 1997
Transparent (12") Clear 1997
Reflected Beats (12") Clear 1998
posted by 原 雅明 at 19:33| Comment(0) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月18日

「ガソリンの取引など如何でしょうか、社長さん」

 という、やたらデカい声のお姉ちゃんの電話にさっきズッこけましたが、トウモロコシの先物取引とか、コピー機の押し売りとか、ホームページ構築のご案内とか、そんな電話もよくかかってくる我が有限会社cordeの主な売り物は、「音楽制作」とか「音楽販売」でありまして、ところで、今日日、「音楽」っていうのはますます実体が曖昧になっていまして、CDというパッケージに収まった「音楽」を実直に売ることは、どんどんメイン舞台から排除されていく感じですね。
 こんなニュースも伝わってきました。そして、デジタルの、データでの「音楽」の売り買いが進むにつれて、CD販売以上に余計な手数料の類を搾取される、というおかしな事態も起きています。デジタルのデータを売ることは経費削減に繋がって然るべき、と誰もが思うと思いますが、実体のないところにこそ、実体のない手数料商売や権利商売が発生するのが今の世の中の仕組みです。その内、お姉ちゃんが紹介する商品に「音楽」がリストアップされても驚きはしません。
 手数料商売の類は、音楽そのものに対価を支払う、という当たり前で大切な感覚をどんどん麻痺させていきます。それだけには抗わないといけないと気持ちを新たにした次第です。終わり。
posted by 原 雅明 at 16:38| Comment(0) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月16日

LOW END THEORY

LOW END THEORY
 いま最も見てみたいパーティの一つが、Daddy Kevが主宰する“LOW END THEORY”です。LA在住のハシムは既に何度か足を運び、如何に面白いか、ということを報告してくれています。つい先週のパーティはちょっと特別だったようで、Daedelus、Flying Lotus、Thavius Beckなどが出演し、それぞれが未発表のビートを2つずつ披露するという企画だったみたいです。NobodyやGaslamp KillerなんかもDJをした模様です。ハシム曰く「LAで実験的なイベントをやって人が入っているのはここだけ」だそうです。Daddy Kevのシーンでのリスペクトも凄く高いようです。
 いまハシムがDaddy Kevと話をしていて、いずれこのLOW END THEORYのプロジェクトはいろいろな形で紹介できると思います。個人的にもすごく楽しみにしています&楽しみにしていてください!

 昨日はPaititiのライヴを覗きにいきました。若干関係者だからお客さんの様子とか気になってしまいましたが、いい感じで人も集まっていて、ライヴの出音もなかなかで、見に来た方々は満足されたのではないでしょうか。やっぱりライヴをどんどんやった方がいいですよ、洞口さん。絶対いい方向に転がっていくって。
posted by 原 雅明 at 20:54| Comment(0) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月14日

続報

 でもって、TGを聴きましたよ。イイじゃないですか、これ。と思ったらもう店主がレコメンしてましたね。僕ら的にはこれ◎ですよ。ちゃんと熟したアルバムでいろいろなところに繋がって行きそうです。書きたいこともあるんですが、まだ取り込み中なので、またの機会にさせてください。

 4/28リリースのINNER SCIENCEの12"『forms e.p.』の情報をアップしました。Opiateの渾身のリミックスも聴けます。Opiateは6月にAcustic、Dub Tractor、Saveryと組んだユニット、People Press Playで、morrからアルバムをリリース予定です。傑作ファースト・アルバム『Objects For An Ideal Home』もリイシュー予定なので、ビョークのツアーへの参加を唯一断った関係者であり、才能ありつつもマイペースな人生を歩むデンマークの鱸さんみたいなこの人が、これらのリリースをきっかけにいよいよ再始動となると嬉しいですね。
posted by 原 雅明 at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

TG

THROBBING GRISTLE / Part Two
 TGの噂の25年振りスタジオ録音フル・アルバム『Part Two』がOnsaに入ってきました。って僕はまだ聴いてないんですが、密かに楽しみにしていた一枚なのでありますよ、実は。

 一昨日のKrushさんとのトークショウにはたくさんの人が集まっていてDJ Krushの確固たる人気を再認識した次第ですが、トークは僅か30分であっという間に終わってしまった感じです。控え室でKrushさんといた時間の方が長かったです。その間にリラックスして話をしたことの方が面白かったかな、という意味ではやや心残りがあります。その時も話しましたが、Krushさんがコンスタントに海外でDJを続けていること(それは日本のDJでは希有なこと)から得たものは凄く大きくて、そういう話はいずれ何処かできちんと話を訊いて公開していきたいと思いました。そして、ずっと渡しそびれていたcappablackのアルバムを渡すことできて何よりでした。cappablackやriow araiの12"をかつてKrushさんがちゃんとかけてくれていたことに改めて感謝の気持ちでいっぱいです。そういえば、DJ CamとDJ Vadimを呼んで初めてKrushさんにも声を掛けたイヴェントからもう10年が経つのですね……。

 SHAAGANくんゴメン。忘れてた。本日、彼が率いるGEDANKEN BAUMが久々にライヴをやるのです。SHAAGANはcappablackとはじめて一緒にやった日本人ラッパーで、Emirpと同じHOODED NUMBERSクルーです。
NAKAMEGURO DUB vol.2
4/14(sat) @西麻布BULLET'S
16:30-23:30
W/F:1500yen(1d) DOOR:2000yen(1d)
LIVE:GEDANKEN BAUM / DASMAN / doigaki broken shadow jazz&beats session(土井垣×千葉広樹) / Bike Boy / GutsEYE

 そして、日曜日の午後8時からはアップルストア渋谷で洞口依子率いるPaititiのライヴがあります。

 さあ、TG聴いて仕事だ。
posted by 原 雅明 at 14:37| Comment(2) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月12日

本日

 20:00からタワーレコード新宿店7FイベントスペースでおこなうDJ Krushのトークショウに参加してきます。DJ Krushが人前でトークをするなんてことは初めてではないですか? レアです。短い時間ですけどKrushさんとの久々の対話を僕も楽しみにしています。トークショウ自体はどなたでも見られるそうです。

 reflectionのリリースに関して、熱い、暖かい声を寄せてもらった方々ありがとうございます。とても励みになります。僕らの思いを代弁しているようなあるメールを勝手にそのまま転載させてもらいます。「クラブミュージック、エレクトロニックミュージックには、かつてのリスナーをもう一度現場に引き戻す、そんなきっかけが圧倒的に少ない気がします。もしかすると、アーティスト(作り手側)自体も、比較的ショートスパンで入れ替わる傾向があるのかも知れないとも思ったのですが、これはアーティスト、レーベルとしての継続の難しさからも起因していて、そのような中、reflectionのリリースはものすごく意義深いと思いました」
posted by 原 雅明 at 13:18| Comment(0) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月11日

買って、聴き、そして反応してくれたことに感謝です。

samboblog

 さて、これから打ち合わせが続きます。雨も降りだしましたが、気分を落とさないようにしていきたいです。しかし、昨日のローマの負けっぷりを見ているととても他人事とは思えません。気持ちの持ちようというのも能力の問題だと思います。
posted by 原 雅明 at 16:12| Comment(0) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Jan Jelinekについての補足です(忘れないうちに)

「自分が受けた印象では、Janというのは他の人の音楽をサンプリングすることにとても興味深い哲学を持っている。実は、自分たちが渡したデモの中には、Janの音楽からサンプリングした音源が入っていたんだけど、そこに引っかかったのかもしれない。彼は世界中を回っているわけだけど、オーストラリアのジャズ・バンドがまさか自分の音楽をサンプリングしているとは思いもよらなかったんじゃないかな。他の人の音楽を使う自由さというのにJanは興味を持っていて、そこに引っかかったのかもしれない」(Laurence Pike)

「僕らはデモを、彼とプロジェクトをやってほしくて渡したわけではないんだ。自分たちがJanの音楽をサンプリングしていたから、彼に使っても大丈夫かとお伺いを立てておきたかっただけなんだ。このあとその曲をレコーディングしたときに文句を言われないようにね。音楽をみんなで分かち合うこと、共有財産としての音楽、あるいはラジオなどで偶然発見する音楽、そういう在り方にJanはとても興味を持っていたと思う。あとは僕らがやっていた音楽自体が彼の興味を惹くものだったとも思いたいけどね(笑)。それに、おそらく他のミュージシャンとやってみる、ということにも興味はあったんではないかな。僕らのデモを聴いて、この人達とだったらできると」(Adrian Klumpes)

 Jan Jelinekは「作曲にも楽器演奏にも興味がない」と言い切っていたが、そういう人がなぜ自分たちの音楽を気に入ったと思う? そうTrioskに訊ねたときの答えです。そもそもTrioskの方がJanの音楽をサンプリングしていたという事実(初めて知りましたよ)に、Trioskやるなあ、と思いましたが、Janの持っているユニークなサンプリング哲学をミュージシャンが共有できる可能性もあるのだということにも興味を覚えます。サンプリングが、剽窃だの、カットアップだの、何かと暴力的な言語のメタファーで解釈されていた時代からは隔世の感があります。それも、ひとえに、「メタファーなんか知ったこちゃねえよ」と手と耳で前進してきたサンプリング・アーティストの成熟の賜物と思いますが、一方でミュージシャンでこういうことをちゃんと言える人がようやく出てきたのか、と思います。ほんとうにようやくです。
posted by 原 雅明 at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月10日

Hal Udell & collect.apply

reflection / music bizarreness

 5/5にリリースされるreflection『music bizarreness』のアートワークを手掛けたのは、かつてあのClearレーベルを主宰し、自身もreflectionの音楽をこよなく愛するHal Udellが率いる京都の気鋭のデザイン集団collect.applyです。
 Halさんは、Clearの今も忘れることができない素敵なアートワークのすべても担当していたのですが、レーベル運営を辞めたあとも、デザイナーとしてInnerzone Orchestra『Programmed』のジャケットなどを手掛けてきました。ウエスト・ロンドンのWADADAファミリーにも名を連ねていましたが、Clear時代のデザインからも伺えるように、良い意味でトレンドとは剥離した、ちょっと日本的でもある趣向(ザラ紙の質感への拘りや柔らかなミニマリズム等々)があって、それ故なのか、現在は京都に居を構えて活動しています。
 今回の『music bizarreness』はHalさんたちもとても仕上がりを気に入っていて、近々、東京と京都でおこなわれる以下の展示会で一足早く紹介される予定です。

MUSIC GRAFFITI展
4/27〜5/13@表参道ヒルズ B3F スペース「O」

an exhibition that takes a look at the designs, past & present, of collect.apply.
4/24〜5/15@京都Japonica Music Store

 京都のJaponica Music Storeさんでは、この展示会に合わせて『music bizarreness』を先行発売していただく予定です。お近くの方はでぜひ立ち寄って見てください。
posted by 原 雅明 at 16:35| Comment(0) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月09日

『Personal Rock』再発記念インタビュー

 先週から、悪寒→微熱→発汗→悪寒→微熱→発汗のループを繰り返しておりまして、インフルエンザなのかどうか分かりませんが、店主の次は僕の抵抗力もダウンです。みなさんも気をつけてください。また雨が降り出して、変な気候だし。

 というわけで、そんな間もいろいろとあるのが人生なんですが、すべてすっ飛ばして、最新ニュースを。

 まず、Jan JelinekのインタビューがHMVで公開されました。いつも実直&率直なJanくんは無駄に多くは語りませんが、正しいことを語ります。

krush1.jpg
 さっきまで、3枚組というヴォリュームのDJ KrushのDVD作品『吹毛常磨』を見ていました。いろいろ感じることがあったんですが、今週このDVDの発売記念トークショウというのがあって、僕がKrushさんに話を訊く任を授かったので、その時に話ができたらと思います。12日(木)の20:00よりタワーレコード新宿店です。もしお時間があったらぜひ覗いてみてください。
posted by 原 雅明 at 19:38| Comment(1) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月06日

music bizarreness

reflection / music bizarreness
artist : reflection
title: music bizarreness
label : disques corde
cat no. : dccd-006
format : CD (album)
price : ¥2,415(with tax)
release date : 2007年5月5日
distribution : ULTRA-VYBE, INC.(03-5485-2301)
[track listing]
01.bizness trik
02.chamber music
03.clockwise
04.fading shades
05.tricky game
06.opto
07.shaded fades
08.interruption
09.watears
10.decay
11.song with no name
12.i think that i think what i think
13.mechanic
14.voices
15.tricky name
music by ichiro + kenji taniguchi
posted by 原 雅明 at 14:20| Comment(0) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月04日

forms e.p.

INNER SCIENCE / forms e.p.

artist : INNER SCIENCE
title: forms e.p.
label : soup-disk
cat no. : soup-dish14
format : 12”
price : ¥1,449 (with tax)
release date : 2007年4月28日
distribution : ULTRA-VYBE, INC.(03-5485-2301) / PLAIN DISTRIBUTION
[track listing]
A-1. diaphanous
A-2. diaphanous (OPIATE remix)
A-3. plaited frame
B-1. fold
B-2. fair
cutting by Mike Marsh @ The Exchange
posted by 原 雅明 at 02:08| Comment(0) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月02日

パーソナル・ロック

jan_jelinek.jpg

 Gramm『Personal_Rock』のリリースに合わせてJan Jelinekにインタビューを投げていたのですが、ようやく返答がありました。近々HMVのサイトなどで掲載される予定ですが、『Personal_Rock』のRockの由来にニンマリとしたので、ちょっと紹介します。

「その頃ベルリンではロックというものはどうでもいいような言葉で、誰もロックという表現を扱おうという感じはなかったし、ロックバンドでプレイするなんていう連中もほとんどいなかったんだ。 ただ、2000年になった途端に、みんなロックをもてはやし始めて、そこで、僕はそういった連中に皮肉を込めて、ロックの要素がまるでない自分のアルバムにロックという言葉を使ったんだ」

 これに限らず、ヤンのコメントはロック嫌いの僕をいつも喜ばせてくれるんですが、あんまりここでロック嫌いと言っていると本気でロック嫌いと思うかも知れないですが、本気ですよ。正確には、ロックそのものより、ロックが作り上げたシステムやメンタリティの方がもっと嫌いです。ロックが拡大再生産されるシステムは、ある時代のロックで耳を止めてしまうように作られています。テクノやハウスやヒップホップの古典化というのも基本的には同じメンタリティが働いているわけですが(だからヤンは再発というものに反対するのですが)、これらの音楽にまだ救いがあるのは、例えばジェイ・ディーっぽいビートだったり、クリックな4つ打ちだったりが一気に広がって誰もがそっちに乗り換え、その内すっと去っていくという、良くも悪くもトレンドに敏感なことでしょう。ロックなメンタリティはそんなものは流行を追っかけているだけだとバカにするでしょうが、あからさまに移り気なところが辛うじて救いに思えます。
 『Personal_Rock』の制作は「クラブ・ミュージックという厳格なアイディアから抜け出す最初の一歩だったかもしれない」ともヤンは言っていますが、自分が発明に寄与したクリックな4つ打ちから離れていくことで、ある意味、退路を断ってしまい、「アヴァンギャルドなアプローチは再び小さなグループへと収束していってる」という現在の流れに自らも属することになるのか否か、ヤンの今後に僕はほんとうに注目しています。
posted by 原 雅明 at 17:28| Comment(0) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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