2009年04月26日

リーク

 発売前の音源のリークなんて、正直他人事だと思っていた。が、我が身に起こってしまった。もう先週、その事件は一応解決したのだけど、後味はどうしようもなく悪い。出所が、自分たちがプレスして配布したプロモ盤だと分かったときの、陰陰たる気持ちは言葉で簡単に言い表せない。最悪なことに、その事実を最初に発見したのが作り手本人だった。本人の落ち込みようは計り知れない。僕は以前、試聴会への違和感について書いたけれど、こういうことが起こってしまったという事実を前にすると気持ちは揺らぐ。
 放っておけばリークされる(=タダでゲットしてやろうとする)のが当たり前のアメリカで、でも僕が会ったLAの連中は知り合いから殊更にプロモを貰おうとはしていなかった。友人のものでも、いや友人のものであれば尚のこと、たとえ僅かな金額であってもきちんと対価を支払って音楽を聴こうとしていた。レア盤をため込むばかりではなくて、市場に返すこともしていた。つまり、音楽も、そしてお金も流れていくべきだということ。リークには毅然とした態度で臨むけど、音楽を滞留させてはいけない。


posted by 原 雅明 at 19:50| Comment(0) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。