2009年06月10日

Groupshow, Asa-Chang & 巡礼, Coffee & Cigarettes Bandのことなど

 ミックスCD作ったり、本書いたりの日々で、他人様の音楽をあまり聴けてないのだけど、これらは、レビューやコメントを書いたから言うわけではなくて、それぞれに考えさせられる、というか立ち止まって聴きたい内容で素通りできなかった。

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 Groupshowはずっと買いそびれてしまっていて、レビューを書くのでOnsaに再入荷したタイミングで慌ててゲット。クリックなノリや思考にはもうすっかり背を向けてしまったJan Jelinekの次なる一歩。これ、なんだろうね、まず、ジャケの難解さがそんじょそこらのエクスペリメンタルものとはレベルが違うんだけど、出音は別に難しくはなく、むしろアナログ(なんだよね、たぶん)機材ゆえの気持ちよい音が鳴っていて(その感じは中原くんみたいでもある)、どこにも属さないっていう明快な意図もある音。だけど、なんなんだろうね、これは。自分の中でも咀嚼できていない電子音。すっごく気になる。
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 Asa-Chang & 巡礼のアルバム・タイトル曲に驚く。これだけのためにアルバムを買ってもいい。音楽になってはいるんだけど音楽じゃないというか、言葉と音で音楽が成り立っていることを原理的にちゃんと詰めて、既存のフォルムを巧妙にすり抜けてアウトプットしてみせたら、とんでもないことになってしまったような、これもまだ名状しがたいノリで、でもノリ自体はすごいのだ。
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 Coffee & Cigarettes Bandのアルバム(タイトルは『Love Thing』?)が遂に出る。って詳しいことは知らないけど、音は聴かせていただいた。僕にとっては、DJ Kensei&SagaraxxがSmashを迎えたあの一夜を思い起こさせる内容。これも、ジャジーって言ってしまえばジャジーなんだけど、何かがいまのジャジーとは違っていて、その何か、っていうのは、単にサンプルソースとしてその手の音を使っているから、ってことで済んじゃう内容じゃなくて、もっとだだっ広い音楽のアーカイヴからこれらのサンプルが規定される、というか選ばれているというか、そういう背景にある流れもひっくるめて、初めて表れてくる柔らかいトーンだったり、優しいタッチだったりするもの。それがジャジーってことかと思ってもみたりする(写真はアルバムのジャケとは違います)。


posted by 原 雅明 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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