2006年06月06日

KIERAN HEBDEN & STEVE REID

SteveReid.jpg

 日曜にフォーテットことキーラン・ヘブデンとスティーヴ・リードのライヴをUNITで見せてもらって、月曜にインタビューをしてきました。もう60歳を優に超えているスティーヴ・リード、とにかく凄すぎでしたよ。

 2人のCDを聴いた人はご存じのように、スティーヴ・リードは、ジャズのベテラン・アーティストが最近の若者の流行の音楽の場に呼ばれて、あんまり分からないまま自分のスタイルを披露してお終い、というありがちなパターンとは全然違うスタンスです。そんなものにうんざりしてる、とキーランが言えば、スティーヴは、ジャズなんか何度も死でるんだ、あんなもん、とカッコイイことをニヤニヤしながらおっしゃってくれる。まあ、自分もジャズを殺すような現場に居た人ですし、同時にフリージャズのダメな面も充分知ってしまっている人でもあって、おっしゃること一事が万事ご尤も、という感じでした。
 そんな彼らのライヴを見て、僕はなぜか昔のボアダムズを思い出しました。ダブルドラムですっ飛ばしていた頃のです。未分化なんだけど、リズムが生成してきてはまた変転して、という綱渡りのような状態だったと記憶しています。ダブルドラムがやるようなことをスティーヴ・リードは一人でやってしまっているとも言えるんですが、ともかく、間がなく叩きっぱなしの状態なのに、ケオティックにならず、グルーヴをその都度その都度甦生させる様が圧倒的でした。まあ、パッと見はこの爺さんひたすらよく叩くな、という感じしか与えないと思うんですが、ちょっとよく聴いてるとどんどん瞬時に修正を加えてる感じなんです。
 生身でドラムを叩くことはそれはそれで本当に凄いんですが、でも、僕はサンプラーのパッドを超人的に叩き続けることもまったく同じように凄いと思っています。そして、どちらかというと、サンプラー叩きの達人の方にずっと驚かされ、関心も寄せてきました。が、スティーヴ・リードは久々に生身で驚かせてくれましたよ。存在自体も含めて。そして、何で日本のジャズからはこういう交わり(というか衝突というべきか)が生まれないのか、ということも改めて思いましたね。インタビューは来月のSTUDIO VOICEで。

※2人のセッションアルバム第2弾もさっきOnsaに入ってきました!


posted by 原 雅明 at 19:40| Comment(0) | TrackBack(1) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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