2007年02月26日

cum on feel the noize

 遅ればせながら、金曜日@アップルストア渋谷にお越しいただいた方々、ありがとうございました。毎度、思うことですが、インストアのライヴは雰囲気が暖かいです。タダより高いものはない世の中で、こういう場をとても面白く思っています。

J_DILLA_RUFF_DRAFT.jpg
 来月リリースされるJ Dillaの『Ruff Draft』を聴いていたら、聴き覚えがある、それもつい数日前に聴いたばかりの歌が使われていてビックリしました。下のエントリーにある『Miniatures』に収められていた“cum on feel the noize”です。Sladeの原曲で、いろいろなアーティストがロックにカヴァーしていますが、Neil Innes(ex.Bonzo Dog Band, Rutles)とその息子による超ローファイなカヴァーは最高でした。『Miniatures』の中でも特に印象に残っている曲です。J Dillaは、この息子の拙い歌に呼応し、ドタバタした弱々しいドラムに寄り添うようにラップを被せていきます。これがいつ頃の未発表音源なのか分かりませんが(おそらく『Donuts』と同時期なのでしょうが)、かつてのトレンディなビート作りとは別の方向を向いた、音との戯れが記録されています。その端正な意匠の脱ぎ捨てっぷりの良さは、まるで田中小実昌の世界です。このグダグダのJ Dillaの妙味をビートのトレンドに敏感な方々が本当に楽しんでいるなら、少しは良い世の中になったのかなと思います。


posted by 原 雅明 at 20:27| Comment(0) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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