2005年06月18日

NOMOMANIA

野茂英雄は継続、持続の中で輝くタイプの選手だと言っていた人がいました。それはこの11年間のアメリカでの彼の姿を見れば一目瞭然だと思います。200勝という数字は、どう見ても野茂にとっての目標でなければ夢でもない。あくまでマスコミと野球ファンにとっての夢であり、世間による大投手としての基準値なのです。


NOMO.JPEGそもそも野茂自身において数字の基準や目標など端からないのです。彼の基本にあるのは一年間ローテーションに入り怪我をせず投げ切る、それだけなんです。もちろん試合に勝つことにこしたことはないのでしょうが、負けても次の試合で投げる、ただそれだけなんです。実際今回の会見でももっと長く投げ続けていきたいと今後を語っていましたが、いつまでも投げたいというのが彼が唯一、そして最も望むところなのです。
そういう意味では本当に究極のピッチャーなのかもしれません。子供の頃暗くなるまでひたすら壁にボールを投げていた感覚にも似ているのかもしれない。彼の受け答えが素っ気無いように聞こえるのは、彼の野球に対する姿勢が本質的でシンプルだからなのです(マスコミの野茂を代弁してるかのような記事はどれも的外れ)。1球でも1回でも多く投げたい。むしろそんな野球への姿勢だからこその2度のノーヒット・ノーランだし、122勝なんだと思います。
マスコミが報道するストイックなイメージとは裏腹に、日本を離れプロ野球界に存在する余計なもの(野球そのものとは無関係な慣習だったりシステムだったり)を捨て去ってアメリカの地で投げ続ける野茂英雄は、日本人選手の中で最も自由に野球そのものを楽しんでいる存在なのかもしれません。



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野茂はデビューから9年でメジャー通産100勝に到達したわけですが
9年で100勝を挙げたピッチャーは現役でたったの14人しかいません。
しかもその14人といえばグレッグ・マダックス、ランディ・ジョンソン、アンディ・ペティット、トム・グラヴィン、ジョン・スモルツ(やっぱりかつてのブレーブスを支えたピッチャーが多い)など、もうそうそうたる面子な訳で、このデータによっても、淡々とながらも出して来た結果はとてつもなく大きいということを実感します。



posted by 原 雅明 at 13:26| Comment(0) | TrackBack(0) | sports | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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