2007年07月10日

雑感

 僕は東京生まれの東京育ちであります。つまり帰るべき田舎などどこにもなく、しかも、いまだ健在な片親は自らの土地をクソみたいな不動産業者に売り払い、財産と言えるものは何一つも持ってはおりません。この退路を断ったような人生を振り返ったところでいまさらどうなるものでもありませんが、それでも東京のことは好きです。結局、此処しか居場所がないわけですから。その内、田舎暮らしをすることになるかもしれませんが、いまの自分は、FC東京が「田舎でも〜」とチャントする気持ちを共有してもいます。
 が、そんな自分でも、谷口一郎の言うことは痛いほど分かります。それは、都会の殺伐とした風景にやるせない思いがするとか、そういう感傷的な話ではなく(そういうところがまったくないと否定するつもりもありませんが)、たとえ東京に居ようが、都会を遠く離れた場所に居ようが、個として生きる決心をした人の強さを尊く思うからで、結局、何で音楽がこんなクソまみれな状況になったのか(クソだと思っていなかったら酷い言葉使いでスミマセン)、というと、本当の意味で個が個をサポートをするという、当たり前の志が欠如してしまったからだと思います。ヤクザな業界を渡り歩くバランス感覚だけが秀でる様は、別にメジャーな世界でなくても蔓延っています。自分が気に入ったのなら、その感覚を信じ切ればいいのです。逆に違和感を覚えるならその感覚にも忠実であるべきです。僭越ながら、いろいろな方に頑張ってください、と言わせてもらいます。


posted by 原 雅明 at 22:07| Comment(2) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。ご無沙汰しております。
いつも興味深く拝見させて頂いております。谷口さんのインタビューにも共感しつつ打たれるものがありましたが、今日の原さんの文章にも打たれました。
僕もここ最近ずっと、同じような思いを抱いていたので、嬉しく(喜んでいる状況ではないですが)思いました。やっぱり!と。

あまり交わる機会も少ないですが、その要所要所で、強い繋がりを持っていけたら、と思っています。

これからも、よろしくお願いします!
Posted by E-JIMA at 2007年07月11日 00:34
飯島さん!

昔、soup-diskにいきなりコンタクトして頂いたときのことがいまだに忘れられないです。すごく励みになりました。

「要所要所で、強い繋がりを」というのは、まったくもって良い言葉ですね。

ほんとうにありがとうございます!
Posted by hara at 2007年07月11日 12:56
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